『子供句会を開こう』

『子供句会を開こう』

単元移動をしたので、この時期に『子供句会を開こう』の単元です。

春夏秋冬のうち、自分の好きな季節を選びます。
好きな季節同士で4人組を作り,自分の好きな季節についてオープンクエスチョンで聞き合います。
ファシリテーターは聞いたことをどんどんホワイトボードに書き込んでいきます。
ファシリテーターを輪番でまわし4人分行いました。
自分の選んだ季節の情景のイメージを広げ、深めることがねらいの活動でした。


次は、その情景をもとに後に、俳句を作りました。
始めは、5・7・5であること。季語は1つにすること。この二つを条件に作ります。

作った後に,俳句作りのポイントを説明しました。これが、今日学習する「言語知識」でした。
□感動・気持ちをそのまま表現せず、別の言葉で表現する
□在り来たりな表現を避ける
□余分な言葉はできるだけ減らし、その文情景が浮かぶ言葉を入れる

この「言語知識」を具体例を出しながら説明した後,推敲です。
驚くほどに良くなりました。

オープンクエスチョンで情景を広げ・深め、言語知識で俳句を洗練させる
いい流れだったなあと思います。

次の時間に句会をしました。進め方は、次のようにしました。

□自分の句を短冊(B4厚紙)に書く。
 ※名前は書かない。
 ※誰か分からないように、楷書で丁寧に書く。
□短冊を黒板に貼る。短冊の上に番号を振る。
□投票用紙に自分が選んだ句を書く。(番号と俳句を書く)
 ※投票用紙は2枚
□終った人から黒板の前に集まり、座る
□お箸の神様で、読む人5名、投票結果を書いていく人2名を選ぶ
□投票を読み上げる。読む人は、「番号 俳句」を2回繰り返す。
□1番得票が多かったものに投票した子たちに投票理由を聞く。
□作者発表
□作者の解説
□(2〜3番の句でも繰り返す)
□主催者(先生)の選句、理由、作者発表
□振り返り

子どもたちはとても楽しそうに句会を行っていました。
自分の句は選ばれるかなとドキドキ。
仲間の句が凄いなあ〜と関心。
ああっ!そういう意味だったのか〜と驚き。
先生の解説を聞いて、ナルホド。

振り返りを読むと,こんな気持ちが伝わってきました。
またやりたいという声もあり好評の授業でした。

子どもたち俳句は最初に想定していたよりもぐっとレベルの高いものになりました。ここまで書けるんだなあ〜。驚きです。

俳句の単元デザイン1つできました。