ゴールイメージの共有化

ゴールイメージの共有化
国語の「話すこと単元」で、ゴールイメージの共有化に挑戦しました。

単元は、「気持ちを伝える言葉について考えよう」です(単元入れ替えをしたためこの時期になりました)。相手に自分の気持ちを伝える使い方や言い表し方について考え、それを学級の仲間に伝えます。ねらいは、「内容や目的に合わせて、効果的な発表方法を考え、行うことができる。」です。
教科書にのっている発表例のうち、伝えたい事を劇にして発表する例を実際に行いました。ノリの良い児童に頼み、私と二人で劇をしました。教科書では、わざと途中で終わっていますので、その後の展開までも劇にしました。それによって発表全体の様子も伝える事ができました。また、教科書に書いてある部分でも実際にやってみるとでは大きく違いました。
その後、実際の様子を見た子どもたちは、安心して活動に取り組み始めた様子でした。

単元の導入時に、ゴールイメージの共有化を工夫する事で教師と子どもたち、そして子どもたち同士が同じ土俵に立って活動をすることができます。このことは分かっているのですが、分かっているだけではなかなか上手くいきません。
上手く行かない大きな理由は、
(1) 「ゴールイメージの共有化」の優先順位を下げてしまう。
 大切な事は分かっているのですが、忙しい毎日の中、少ない教材研究・準備の時間では、活動の準備で精一杯で、「ゴールイメージの共有化」のための時間が割けずに単元の導入を迎えてしまうということが多々あります。しかし、「ゴールイメージの共有化」は単元の出来不出来に大きく関わってくる事なので、是非ともやりたいなあと思います。
(2) 「ゴールイメージの共有化」の伝え方に問題がある。
 これは(1)に関わってきますが、今まで「ゴールイメージの共有化」の実践に力を割いてこなかったので引き出しが少ないです。そのため、教師が伝えたつもりでも、子どもたちには伝わっていないという事が多々あります。今後じっくり考えていきたいことの一つです。

 仙台の「こどもホワイトボードミーティング講座」でカトキチさんが「価値のインストラクション」の講座をされていました。カトキチさんや「信頼ベースグループ」の価値のインストラクションを是非学びたいなと思いました。