5年社会 放送局見学 ランキングでまとめ 班の話し合い

社会科の情報を支える人々の学習で、テレビ局に見学に行ってきました。
見学のねらいは、「テレビ局の人たちは、はやく・正確に・分かりやすく伝えるためにどのような工夫や努力をしているのかを調べる」でした。
子どもたちは、一生懸命メモをとり、多くの「工夫や努力」をつかみました。

昨日は、事後のまとめの授業でした。
授業の課題は、「「はやく・正確に・分かりやすく伝えるための工夫や努力」のうち、特に自分が重要だと思う事を班で話し合い、ベスト3を決める」です。

1、課題把握
2、個人で考える
(1)5つ選び出す
(2)その中からベスト3を選ぶ
3、班での話し合い
(1)各自のランキングを順番に発表する(3位から一つずつ回す。3位で1周、2位で1周、1位で1周)
(2)質問など
(3)班で検討する
4、ふりかえり・・・ノートに各自が記入する



私のふりかえり

<班の話し合いについて>
・班での話し合いは、始め「はいどうぞ」としたが、問題点が出てきたので、2回介入した。
1回目は、それぞれの考えをほとんど発表せずに、ランキングを付け始めようとした姿を見た時である。すぐに、止めて、順番にそれぞれの考えを発表し、よく聞き合うことから話し合うということに修正した。
2回目は、安易な妥協パターンの決定をする班が出てくる事である。同じ意見が多いから多数決的に「じゃあ、これにしようか」と決める姿が見られた。そこで、目指す話し合いの姿を説明した。多数決ではなく、自分の意見をしっかりと主張し合い、検討し合う姿が望まれるということ。
2回の介入によって、話し合いが活性化した。結局、時間が不足して、3位まで決定できなかった班があった。

「できるかな」と思って、「はいどうぞ」と大まかに話し合いをスタートさせてしまったが、まだまだ枠組みが必要だと反省した。繰り返し繰り返し続けて行くことが必要。


<ランキングについて>
・ランキングを付けるために子どもたちはよく考える。また、争点を作りやすいので話し合い活動が活発になる。その過程のなかで、更に思考が活性化する。
・ランキングの注意点は、安易な妥協パターンの決定をする班が出てくる事である。同じ意見が多いから多数決的に「じゃあ、これにしようか」と決める姿が見られた。