通知表所見

学期末です。
もう、教師になって10年が過ぎましたが、未だに通知表の所見はしんどい作業です。
なかなか言葉が出てこない。半年間子どもたちの何を見てきたのだろう・・・。
自分の力の無さに情けなく思い、それと向き合うことからも逃げ、所見の仕事は後回しにしてしまいます。
ああ、情けなし。

まあ、それでも、あの頃の自分に比べれば随分と成長していることは確かです。

今、私が考える所見書きに必要なこと、技。
・普段から子どもたちを良く見て、記録を残しておくこと。  これで8割決まる。
・所見は担任のあたたかなまなざしを保護者に感じさせるという役割であるという原則。
・事実で伝えるという原則。
・自分の中に多くの文例をもつということ。

世に、多くの所見文例集が出ていますが、私がバイブルにしているものは、
・『生徒・保護者にわかりやすい絶対評価の通知表 中学1年』 堀裕嗣編・研究集団ことのは著 明治図書
・堀裕嗣先生のブログ記事「通知表所見の10箇条」
 http://kotonoha1966.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-07bc.html
です。
私は今は小学校教師です。中学校向けだとしても上記の書籍が最高の文献だと思っています。
なぜならこの本は、ただの文例集ではなく、所見に対する考え方が示されているからです。だから中学校向けであっても小学校で活用できるのです。
2004年の本ですが未だに色あせない名著の一つだと思います。