情報モラルについて中学生になる親に伝えること

次の週に学習参観が有ります。
学年懇談でネット社会の危険性について話をさせていただくことにしました。
おそらく、ボクは学校で一番ネットを使っている職員です。
ネットの良さは十分感じています。


でも、今回は危険性に着いて話をします。
ネットの良さや楽しさをそれなりに感じているから話せると思います。
Twitterで投稿を炎上させてしまった子たち。
LINEでいじめにあってしまった子たち。
Facebookが原因で命を絶ってしまった子。
こういう事実を知った上で、自分の子に情報端末を与えるべきだと思います。


ネットに自分の顔を上げること。ネットに自分の情報を上げること。
それなりに覚悟が必要です。


情報端末を与えるなら、酸いも甘いも知った上で与える。
自分が使っていないアプリを小中学生に使わせない。
これは、親として肝に銘じておくべきだと話すつもりです。
また、自分の顔や情報をネットに上げることは一生の覚悟が必要であること。
当然、自分の子どもであれ、自分の子どもの顔や情報を上げるということは、自分の子どもの人権に関わることだということも話します。


就職する時、結婚する時、自分の子どもの名前、顔が検索されることに、親は責任を取るのでしょうか?
取れるのでしょうか?
今の科学技術でさえ、顔の皮膚や眼球で個人を識別できるのに。
未来はもっと楽に個人情報を検索できるでしょう。
面接の場で、Googleグラスのようなものが標準装備になるでしょうね。

ネットで検索できないような、ネットを使っていない人ははじかれるし、
ネットで悪い情報が上がる人も、はじかれるでしょう。

いかに、ネット情にネガティブな情報が上がらずに、ポジティブな情報が上がるか。
これが今後の世の中を生きる上での処世術なような気がします。

正直、これからの先が読めません。
何がポジティブな情報になるかが分かりません。

だからこそ、子どもたちには、現代社会の現状を赤裸々に伝えるとともに、自分が正しいと思える判断をできる教育が必要だと思います。

ちなみに、これは超個人的な見解ですが・・・・・
SNSで子どもの写真や情報をアップするということは、
「親が平気で子どもの個人情報を載せるような家庭で育った子」というレッテルが貼られるような気が・・・・。
これは、根拠も何もないので個人的な見解ですが、意外と数年後に当たるような気がしてなりません。

NHKクローズアップ現代 〜顔から個人情報が流出する〜」
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3355.html