お金が流通している!

1ヶ月前から我がクラスでは、紙幣が流通しています。通貨単位は「パカ」。由来は、学級マスコットの「うまパカ」。発行しているのは「インテリア会社」。明日は、「インテリア会社」が胴元の第2回目「ウインタージャンボ」宝くじの販売が行われます。これで、「インテリア会社」は活動資金を得ます。学級遊びに参加するのも参加費として「パカ」が必要です。鬼ごっこで逃げ切ると賞金が出るようです。新聞も購読するには「パカ」を払います。前回15部発行しましたが、あまり売れなかったようで、昨日依頼を受けた印刷が10部に下がりました(笑)。今度、学級に掲示してある漫画もお金をとるようになるようです・・・。流通が活発になったので、「パカの数を増やします」と「インテリア会社」が言ったところ、「え〜、増やすとパカの価値が下がる〜」という反応がある男の子からありました。
 経済活動のミニュチュア版が行われています。中学の公民、高校の政治経済、そして大人になったとき、「あ〜、僕たちの遊びってこういうことだったのね!俺たちすげっ」と振り返る日が来るのではないかと思います。「その時」に立ち会えないのは残念ですが、妄想で我慢しておきます。
 ちなみに、私は、「お金を作ったら?」「宝くじはどう?」等々、この一連の流れに関して助言は一切行っていません。だからこそ、驚いています。勝手に経済活動って形成されていくのだなあ〜って。歴史を見るかのようです。いや、ほんとに。
 紙幣の価値って信頼に基づいていますね・・・。
 あっ、そうだ、「経済ってそういうことだったのか会議」とか、「細野真宏の経済のニュースがよくわかる本」とか置いてみようかな・・・・。(あっ、しまった・・・。細野さんの本は裁断してデータになっている・・・(涙)。)