保育実習 その2

1、主体性を目指した保育環境
 部屋を見せてもらって嬉しかったのは、畳コーナー(ゴザをしいて周りをピンクのガムテープで貼っていた)があったことです。二カ所あって一つは絵本コーナー、もう一つはおままごとコーナー。最初に、園内を案内したもらっているときに園長先生が「新潟市が子どもたちの主体性を育てることを目指していて、自分で遊びを選べるよう、このようなレイアウトに挑戦している」と教えてくださいました。また、自由遊びのときには新たにゴザが登場。そのゴザの上でブロック遊びをしていました。
 実習が終った後の懇談会では、「教えやすさ」から「学びやすさ」へ、「管理しやすさ」から「過ごしやすさ」へということを私も考えているということを、同じように畳コーナーを教室に作っている具体例などを交えながらお話をしました。

2、保(幼)と小の連携
 園長先生・高学年の先生とも、「小学校に入学させるまでにどんな力を付けていればいいですか」「小学校ではどのようなことをしているのですか」とを気にされていました。ありがたいことだなあと思います。それとともに、ここはなんとかしなくてはいけないところだなとも思います。我々も同じことを中学校に対して思っています。子どもたちのスムーズなステップアップを考える上でお互いのことをもっと知り合って、そしてどうしたらいいか相談し合うことができないものかと感じました。
 また、様々なところで先生方が学んで工夫されているということを感じました。保育園も教育の視点が強くなってきているようです。学校のノウハウをいかせそうだなと思うこともありました。逆に、小学校も学ぶ所が多くあるなとも思いました。保育園の保育士も、幼稚園の教員も、小・中学校の教員も一緒に学ぶことができるのではないかという可能性も感じました。

子どもたちの姿を見て,教育の原点は幼児保育・教育にあるな〜と思った一日でした。