対話がクラスにあふれる!国語授業言語活動アイディア42 石川晋著 明治図書

対話がクラスにあふれる!国語授業言語活動アイディア42 石川晋著 明治図書が届いて早速読みました。
前々から予約していて、待ちに待っていた本です。

「対話」がクラスにあふれる!  国語授業・言語活動アイデア42

「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42

石川先生は「愛と勇気のチカラ」の講座で新潟にお越しいただいたときに、懇親会の後にお願いして、二人でお話をさせて頂いたことがあります。お疲れの所なのに快く私の願いを聞き入れてくださった優しい方です。
石川先生の実践は活字になっているものも沢山あるので、様々な書籍・ネットで学ぶことが出来ます。しかし、私が石川先生から一番学んだことは立ち姿です。石川先生からにじみ出る柔らかな言葉。笑顔。石川先生は心地よい雰囲気を自然と醸し出しています。子どもたちは、あの石川先生の雰囲気があるからこそ、安心して学んでいけるのだと思います。私は、石川先生の姿を見て自分の子どもたちに対する立ち振る舞いを見つめ直しました。

さて、前置きが長くなりましたが、本の内容です。
この本は、前半が対話を授業で重視すること背景となる思想。後半がワークショプ型授業の具体例と解説という構成になっています。
私は、前半部分は一気読みしました。すっと文字が入っていきます。久しぶりの感覚でした。おそらく、普段から石川先生の考え方に触れており、自分自身も協同する学級を目指しているからだと思います。読んでいて心地が良かったです。
後半に入りペースダウン。実はまだ読み切っていません。具体例になると、一つ一つ想像しないと分からなくなってしまうので時間がかかります。
今、多くの学校が「学び合い」を校内研修のテーマにしています。子どもたちのかかわり合いをテーマにしていますが、多くの先生方の頭の中には、一斉授業型で全体で討論する子どもたちの姿か、班の中で話し合いをする姿があるように感じます。そのような現状ですので、多くの方がこの本に触れて、学校教育の「学び合い」「かかわり合い」の授業に広がりがでてくるといいなと思いました。
と、ちょっと偉そうに上から書いていますが、私自身の授業はまだまだです。この本を読んで、「こういう方法があるのか〜」と思うことが多くあります。そして何より、石川先生の対話の授業に対する思いに目が開かれる思いです。勉強になります。是非、多くの方に読んでいただきたい、おすすめの本です。

私の今後の国語授業に間違いなく影響を与える本です。

願わくば、
1、石川先生の教育観を示すページがもっと欲しいです。
2、教科書の部分の授業をもっと詳しく教えてほしいです。
3、石川実践を通して子どもたちがどのように変容していったのかをもっと詳しく示してほしいです。
という感想を持ちました。