運動会

昨日、まさかの雨により開催が危ぶまれた運動会も、無事、今日開催することが出来た。
子どもたちは、準備から私の期待を上回る活躍を見せてくれた。5年生も6年生も本当に凄い子たちだ。

しかし、最後の3・4日間、子どもたちの様子が不安定だった。
落ち着きがなかった。
疲れている様子だった。
明らかに、運動会の影響だ。
運動会の影響とは、
連日の練習によるつかれ、ダレ。そして、それとともに、担任である私の心の余裕の無さである。

授業中の子どもたちの集中力がなさ過ぎる。
学級では、言葉や行動が雑になる。
駄目な状態である。
このような状態を生んだのは、1、運動会準備・練習による疲れ。2、担任が運動会の準備によって学級づくりが雑になってしまっている。の2点にあると分析した。

運動会を通して、子どもたちは大きく成長した。
運動能力は勿論のこと、集団生活に対する個々構えが出来てきたと感じた。
だが、運動会にかける時間が多すぎる。
かけた時間と成長度合いを考えると、決してコストパフォーマンスは高くないのでないだろうか。

じゃあ、やらない方がいいと考えているのかというとそうではない。
やった方がいいし、そもそもこの行事はなくすことができる代物ではない。

では、どうすればいいのか。
コストパフォーマンスをあげるということだと思う。

例えば、興味走の改善である。
興味走は毎年、学年部で内容を考える。道具も作る。これに教師は何時間もかける。そして、子どもたちは授業で練習をする。
この時間は削減できるはず。
毎年同じ内容にすればよい。学年固定にする。そうすれば、考える時間もなく、道具の準備も最低限ですむ。
子どもたちも毎年上の学年がやっているのを見ているので、内容を把握している。そうすれば練習の時間を少なくすることができる。

子どもたちが成長する場面を考えながら、シンプルにできるものはシンプルにして改善していかなくては運動会の価値も上がっていかないなあと感じた今年の運動会だった。

ともあれ、子どもたちの成長した姿はヨカッタヨカッタ。あっぱれ。