校内研修 協議会 具体的な話から抽象化・一般化へ

昨日、校内研修の協議会司会をしました。
フリーで話してもらうと、
・あのとき、○○くんが〜って言ってくれてよかったよねえ
・みんな、書いていたね。力のある子たちだよね
・あのとき、〜って言わなかったよね。言えばよかったよね
とか、
など、その時の現象を話す「お茶のみ話」で終ってしまいそうになります。もちろん、授業で起きたことの具体で語るのは大切ですが、それを基に抽象化・一般化して話し合わなくては研究授業の協議会の価値がないあと思います。
また、
・組み合わせとはこういうものだ
・江戸時代はこう読み取る
など、教科の内容理解の話に深く入って時間がどんどんすぎてしまうことがあります。


そこで、次のような展開にしました。

「今日の1人で思考する場面の指示は、「何も見ない、静かに1人で黙々とやる」でしたが、他にも
・困っている子には教科書を見せる
・半具体物を用意しておいて使えるようにしておく
・教科書を見ても見なくてもどっちでもいいよ
・友達とこっそり相談してもいいよ
など、色々なスタイルがあると思います。皆さんの授業スタイルはどのようなものですか?」
と話題をふりました。
「教科書は見せたら思考が深まらない。」
とか、
「多様な意見がでなくなる」
と言う方がいたので,
「でも、今日は教科書をみせなかったから樹形図という発想がでませんでしよね。樹形図を出してほしかった授業なのに。教科書を見せないというのが本当に思考が深まったり、広がったりするための手だてなのでしょうか?」
とふりました。

結局、結論はでませんでしたが、自分のスタイルについて考え、多様なスタイルについて学ぶことのできるいい時間だったなと自分では思っています。