運動会

運動会まであともう少し。
毎日練習が続いている。子どもたちは暑い中よく頑張っている。

運動会、どうも腑に落ちないところがある。
運動会の企画は教師がほとんど行っている。
子どもたちにとっては創意工夫する余地がほとんどなく、やることが決まっている。
子どもたちは教師が考えた種目を、教師が考えたルールを守り、その枠の中で頑張る。
運営の役割は子どもたちにも与えられるが、それも決まり決まった仕事を行う。
子どもたちは、教師の説明をしっかりと聞き、内容を理解し、それをきちんと行うことを求められる。

今年は応援団を担当している。
応援団でさえ、自分たちで創意工夫する所が少ない。
応援の歌やエールはほとんど決まっており、自分たちで創るのは第二応援歌。
後は、動きを考える。
まあ、自由に考えていいところがあるのだが、スケジュールに押され、やるべきことをこなすのが精一杯。
そこに試行錯誤して工夫をしていく余地はない。
よって、例年並みをとるのが最善となる。

結局、今の運動会って(私の経験した前任校と当校)
教師が頭を絞って、創意工夫をして、頑張って、そして苦しくて、
子どもたちは、言われたことをきちんとすることを求められて、それに答えようと頑張る。
今の運動会、子どもたちが「運動会で頑張った」っていうのは、「言われたことを守れるようになった」、「苦しくても頑張った」、「自己犠牲をして自分の役割をこなした」などということ。

子どもたちが、「運動会で成長した!」と心から思えるような行事になっていない。
これだけ時間を費やしているのだから、子どもたちが主体者となって行える行事にしたいなあと思う。
(けど、どうしたらいいのだろう・・・)

他地区、他県の学校の運動会ってどうなんだろう・・・